学んだことを結果に変える「アウトプット脳!」

プラチナエイジズラボ

「学びを結果に変える アウトプット大全」

著者は樺沢紫苑先生。
樺沢先生は前多が最初に学んだ師匠です。本当に素晴らしい師匠だと思います。

本を出版したい人には、幾つものチャンスを与えてくれます。
でも、その頃私は出版には興味がなかったので、中休みを貰いました。

この本の要点

1)みんなインプットの量が足りないといって、インプットしているが、実はアウトプットしなければ記憶として定着することはない。
 「自己成長」はアウトプットの量にこそ比例する。

2)アウトプットが苦手な人は、「話す」ことから始めてみよう。読み、聞きしたこと、自分が体験したことを第三者に話してみよう。

3)「話す」より「書く」ことの方が圧倒的に記憶に残り、自己成長を促す。書くことで脳に信号を送り、集中力を高め、積極的に情報を収集できるようになる。

4)インプットの「読む」と「聞く」、アウトプットの「話す」と「書く」に加え、「行動する」も重要だ。

アウトプットしなければ記憶に定着しない

例えば、「月に3冊読んで3冊アウトプットする人」と「月10冊読んでアウトプットしない人」では、どちらが成長するかというと、間違いなく成長する人は前者である。

「読めば読むほど知識がつき、成長できる」と考えるかもしれないが、重要なのはインプットの量ではなく「アウトプットの量」なのである。いくら本を読んでインプットしても、アウトプットしなければ、「記憶」として定着することはない。

あなたの本棚の1冊の内容を5分で説明してみよう。説明できれば、その本の内容が身についているということ。説明ができていないのなら、内容をおぼえていない。あなたの役にはたっていないということだ。

アウトプットの法則

(1)情報を何度も使う

「2週間に3回使った情報は長期記憶される」である。インプットした情報は、何度も使わないとすぐに忘れてしまう。

脳に入力された情報は「海馬」に仮保存される。保存される期間は2〜4週間。その間に何度も使われた情報は「重要な情報」と判断され、「側頭葉」の長期記憶に移動する。

側頭葉に記憶された情報は忘れにくくなる。情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなる。2週間の間にsの情報を話したり聞いたりしよう。

(2)成長の螺旋階段

2つ目は「成長の螺旋階段」である。これは自己成長におけるインプットとアウトプットの関係を表現した言葉だ。

成長するためには、インプットとアウトプットをどんどん繰り返す必要がある。でも、インプットとアウトプットはずっと同じ場所をぐるぐると回っている訳ではない。2つをセットで行うことにより、螺旋階段を上るように少しずつ成長していく。

作家の立花隆氏や脳科学者の茂木健一郎氏も、インプットとアウトプットのサイクルを回すことの重要性をいっている。自己成長のためには2つをセットで回すサイクルが大事!

(3)黄金比は3:7

3つ目は「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」である。この比率で2つを行うと最も効果的である。

ある研究で大学生を対象に「インプット」(教科書を読む)と「アウトプット」(問題を解く)の時間配分を調査した。その結果、インプット対アウトプットの平均的な比率は7:3だった。著者がセミナー参加者に同様の調査をしても、同じく7:3が平均であった。

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験を見てみよう。100人以上の子供たちに、人命図鑑に書かれた人物プロフィールを覚えて暗唱させてみた。覚える時間(インプット時間)と練習する時間(アウトプット時間)の割合を変えて、最も高い結果を出したグループを調べた。
それは、インプットとアウトプットが3:7のグループだ。それがインプットとアウトプットの黄金比といえるだろう。

自分が思ったように成長しない原因は、インプットが過剰になり、アウトプットが不足しているからだ。黄金比を意識してアウトプットを増やそう。

(4)フィードバックする

 4つ目は「アウトプットの結果を見直し、次に活かす」である。
インプットとアウトプットのサイクルを回すにあたり、絶対に欠かすことのできないことがある。それは「フィードバック」だ。これはアウトプットの結果を評価し、その結果を踏まえて次のインプットに修正を加えるという作業である。見直しや反省、改善、方向修正、微調整、原因究明などが該当する。

失敗した場合にはその原因を追求し、対策を講じる。成功した時には、その理由を考えてさらなる改善を求める。そうすれば、必ず成長が見られる。せっかくのアウトプットでも、やりっぱなしでは成長につながらない。

【必読ポイント】3つのアウトプット:話す、書く、行動する

話す

アウトプットが苦手な人はまず「話す」ことから始めてみよう。話すことは最も簡単なアウトプットだ。読んだこと、聞いたこと、自分が体験したことについて第三者に話してみよう。

昨日読んだ本の感想を家族や友人誰かに話すだけでいい。そうすれば、あなたの考えや思いなどが言語化される。脳は活性化し、記憶の増強や定着に大きく貢献する。

感想を話す時にコツは、「自分の意見」「自分の気付き」を一つでも盛り込むこと。例えば、「話題のラーメン店に行きました」というコメントに加え、それがどんな味で、おいしいのか、おいしくないのか話すようにしよう。そうすれば、あなたの話に価値が生まれる。

また、「話す」時にはポジティブな言葉を増やすことを意識しよう。ポジティブ心理学の研究によると、ポジティブな言葉を増やせば仕事も人生も結婚生活おすべてうまっくいくことが判明している。ノースカロライナ大学の研究では、仕事の成功や良好の人間関係のためにはポジティブな言葉がネガティブな言葉の3倍以上必要であることがわかっている。

書く

「話す」ことに比べて「書く」ことの方が圧倒的に記憶に残り、自己成長を促す。なぜなら、書くことで脳幹網様体賦活系(RAS/Reticular Activating System)が刺激されるからだ。RASとは、脳幹から大脳全体に向かう神経の束、つまり神経のネットワークであり、「注意の司令塔」という別名をもっている

RASが刺激されると、大脳皮質全体に「目覚めよ! 注意せよ! 細かいところまで見逃すな!」という信号が送られる。すると脳は、集中力を高め、積極的に情報を収集するというわけだ。検索エンジンにキーワードを入力するようなものだと理解すればいいだろう。

書くことは、RASを最も簡単に刺激する方法だ。書くことによって脳を活性化させ、記憶力や学習能力を高めることができる。

行動する

インプットは「読む」と「聞く」、アウトプットは「話す」と「書く」。これに加えて、重要なのが「行動する」だ。本書において「行動する」は「話す」「書く」以外のすべてのアウトプットを指す。

著者は続けることが得意で、メルマガを13年間毎日発行、Facebookを8年間毎日更新、年2冊以上の出版を10年連続など、さまざまなことを継続している。それらを続けてきたかげには、5つの極意があったという。

1つ目が、「今日やる」ことだけを考えるということだ。たとえば「今日はスポーツジムに行きたくない」と思う日があったとする。そんな時には「行くだけ行こう」「5分だけやろう」と考えてジムに行ってしまえば、30分、1時間と時間が過ぎていく。続けようと思えば思うほど、ブレーキがかかるので、「今日」「今」することだけ考えよう。

2つ目が、楽しみながら実行すること。辛いことを続けることは不可能なので、継続したいことの中に楽しみを見つけよう。

3つ目が目標を細分化すること。ダイエットなら「10キロダイエットする!」なら、それを細分化する。「1ヶ月で1キロ痩せる!」という目標にしよう。「ちょい難」課題に挑む時、ドーパミンが最大で分泌される。進捗や達成度が管理しやすくなり、モチベーションアップにつながるというメリットもある。

4つ目が結果を記録することだ。目標達成までおん進捗を記録することで、ドーパミンがでやすくなり、モチベーションが上る。

5つ目が結果が出たらご褒美をあげること。目標達成時にご褒美がもらえると、さらにドーパミンが分泌される。著者は本の1章を書いたときには少し高級なウイスキーを飲む、本を1冊書き上げたら海外旅行にいくなどのご褒美を設定している。

アウトプットを高めるトレーニング法

日記を書く

本書では、日々の生活のなかでアウトプット力を高める7つのトレーニング法が紹介される。要約では、そのうちの2つを取り上げる。

1つ目は「日記を書く」である。これは初心者におすすめしたい・なぜなら、「書くことがない」という人であっても、1日を振り返れば何かしらのネタを見つけられるはずだからだ。

日記をかくことには5つのメリットがある。
1)アウトプット能力、書く能力が高まる
2)自己洞察力、内省能力、レジエンスが高まる
3)楽しいを発見する能力が高まる
4)ストレスが発散される
5)幸せになる

アメリカのブリガムヤング大学の研究によると、日記にポジティブなことを書いた人は、その日お出来事を書くだけの人に比べて満足度と生活に対する満足度が高かったという。さらにその内容を誰かにシェアすると、彼らの幸福度と満足度が2〜3倍に向上することもわかっている。

著者がすすめるのは、「ポジティブ日記」だ。その日にあったポジティブな出来事、楽しい出来事、うれしい出来事などを3つ書こう。最初は箇条書きでもいい。慣れてきたら文章を増やし、数行ずつ書くことをめざす。

読書感想を書く

もう一つは「読書感想を書く」こと。これは、ビジネススキルを伸ばしたい人にオススメのトレーニング法である。

読書感想を記すことのメリットは7つ。
1)本の内容が定着する
2)本の内容を深く理解できる
3)本の内容が整理される
4)文章力がアップする
5)思考力がアップする
6)自己洞察が進む
7)飛躍的に自己成長ができる

読書感想のテンプレートは、「ビフォー」+「気づき」+「TO DO」だ。
「この本を読む前の私は〇〇でした」
     +
「この本を本で私は、〇〇について気づきました」
     +
「今後、〇〇を実行していこうと思います」
この3行で構成をまとめ、それに肉付けするとよい。このテンプレートを使えば、
10分で論旨が明解な読書感想を書くことができるはずだ。

樺沢先生がいわれていることは男性脳が理解しやすい文章構成だと思います。
明解な説明が苦手な女性脳もこのテンプレートに従って書けば、賢い女性と思われます。ぜひ、このテンプレを使って書くことをオススメします。

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