江戸の粋という言葉には
不思議な魅力がある。
粋な人。
そう聞くと
どこかカッコいい印象を持つ。
しかし粋という言葉は
派手さとはまったく違う。
江戸のおしゃれは
誰かに見せるためのものではなかった。
袖の裏にある柄。
羽織の裏の絵。
それは
外からは見えない。
それでも人は
そこに心を込める。
なぜだろう。
それはきっと
自分が気持ちよく生きるため
なのだと思う。
江戸の人たちは
人に自慢することより
自分の中の美意識を
大切にしていた。
見せるおしゃれより
感じるおしゃれ。
だから江戸の粋は
静かで、さりげない。
そして
とてもカッコいい。
