第6話 江戸の女性は髪型でおしゃれをした

江戸の女性の着物は、思っているほど派手ではなかった。

町人の女性は、贅沢な服を着ることを制限されていたからだ。

豪華な刺繍。
鮮やかな色。
高価な生地。

そうしたものは、思うようには使えなかった。

けれど江戸の女性たちは
そこでおしゃれを諦めたりはしない。

むしろ、別の場所で工夫をした。

それが

髪型。

江戸の町には、さまざまな髪型があった。

島田髷。
勝山髷。
丸髷。

髪を結い上げるだけでも、
いくつもの形がある。

さらにそこに

櫛。
かんざし。
笄。

小さな飾りを添える。

髪型ひとつで
女性の印象は大きく変わる。

華やかな人。
落ち着いた人。
粋な人。

江戸の女性たちは
着物だけではなく

全体の姿

でおしゃれを楽しんでいた。

着物が控えめだからこそ
髪型が映える。

これは現代のファッションにも
少し似ている。

服がシンプルになるほど
髪型や小物が重要になる。

江戸の女性たちは
とても洗練された感覚を持っていたのだと思う。

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